2011年6月23日木曜日
時本先生の囲碁教室
6月25日(土) 13:30-15:00 5階ふれ合いホールにて
広島光明学園の年長組さんの囲碁・将棋クラブは、今回も日本将院九段の時本先生をお招きして囲碁教室を行います。
お子様と一緒に習いたい保護者の方や初心者の方、卒園児さん、
クラブに所属していないお子様も一緒にご参加ください。
6月25日(土) 15:00-16:30 5階ふれ合いホールにて
大人のみ参加できる囲碁教室です。
職員や地域の方、初心者の方も一緒に囲碁を習いたいと思います。
是非お越し下さい。参加費は無料です。
また、来月7月18日は牛田町民囲碁将棋大会が開催されます!
光明学園の囲碁・将棋クラブではルールやテクニックを学ぶだけではなく、礼儀や挨拶など、人としてどうあるべきか、"心の有り様"や"物事の先を読む力"を身につけて行く事も目的としています。囲碁や将棋を楽しみながら、少しずつ人生において大切な事を学んで欲しいと思っています。
例えば囲碁の知識は一見生きていく中で関係のないように思えますが、その知識は自分の頭で考える物事の"バランス"を保ち、経験の裏づけを知識として持ち、補填する事ができるようになる。疑問を持つ事からはじまり、より深く研究していける力も育んでいけるとの事です。
昨年度卒業した年長組さんの中には、勝てなくて涙がでるお友だちもいました。時本先生は「涙が出る程悔しい思いが出来る子どもは強くなる。"次も頑張ろう!"と負けないように考え頑張る力があるからです」と教えてくださいました。
前回の教室で、時本先生より子どもの育て方に"バランス"が大切だという事を学びました。
どの分野でも周りの人から受ける影響は大きい。勝ち取った事が自信につながるのは良いけれど、子ども達に一芸に秀でる事で"偉いか偉くないか"の感覚を持たせてはいけない。
例えば囲碁やスポーツが "出来た!" のなら "他の事も出来る!"という自信につなげてやること。大人も得意分野以外はやる気がなく諦める人は多い。勉強がだめならスポーツで!と褒めて育てるのは大切だけれど「嫌でも勉強も頑張らないと社会で生きていけれんぞ」とバランスを保たせ、本を読んだり勉強したりと幅広い知識を持たせてやろう。経験だけでも生きていけるけれど、それは微々たるもの。付き合う人間からしか判断基準を得るだけでなく、幅を持たせ、人生の選択肢を広げる為に知識の量を増やすこと、考える力をつけることが大切との事です。
また、時本先生に人財について教えていただきました。
今の子ども達は、欲しいと思っていなくても物が手に入る時代に生きている。何でも手に入ると思う感覚は「どうしても欲しい!」と諦めず手にいれようと努力するようになるかもしれない。けれど、親も先生も"人"は与えられない。人とのコミュニケーションをきちんととれ、"人財"をえるキャプテンになる方法を教えてやることが大切との事です。
経験の裏付けを知識を持って補填し、理論づけて人と話すことが出来るようになること。幅広い知識を持ってバランスのよい考え方を持つこと。光明学園ではこれからも、色々なイベントを企画して、興味を持って子どもも大人も一緒に学べ、育っていく環境作りに力を入れていきたいと思います。